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日々是好日、或は理想と現実

ポケットの中のビスケットは粉々に  

本日のイラスト



堕天使のクリスマス。

さて、クリスマスといったら、忘れられない作品がひとつあります。
それは、「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」です。

この物語は、他のガンダム作品とは一線を画しています。
いわゆる、アムロとシャアが戦っていた「一年戦争」の時代が舞台ですが、戦争という以上、当然戦いは同時進行であちこちで行われていたので、その中の1つを取り上げた作品ですが、この物語の主人公はガンダムに乗るパイロットではなく、たまたま戦争を目撃した、1人の少年です。

それまで、戦争にまったく触れることのなかった中立の宇宙コロニーに、極秘裏に運び込まれた新型ガンダム、これを破壊するために潜入したジオンの特殊部隊サイクロプス隊と、偶然出会ってしまった少年アル。
彼は、それまでテレビの向こう側でしか見たことのない戦争を、単純に「かっこいいモビルスーツが戦うもの」としか思っておらず、ジオン軍人たちに憧れてついていきます。
アルが撮影していたビデオに、新型ガンダムが偶然映っていたこともあり、口封じの意味でアルを仲間に引き込むサイクロプス隊。
そんなアルの相手をさせられたのは、これもまた新兵で、これまで一機も敵機を落としたことのないバーニィ。
しかし、サイクロプス隊はガンダムとの戦闘で全滅。
唯一生き残ったバーニィだが、本国から「3日後にガンダムごとコロニーを破壊する」という命令が伝わる。
一度は逃げようとしたバーニィだが、ガンダムを倒せばコロニーに無差別攻撃は行われないと、アル達を守るため、ガンダムを倒す作戦を立てる。
そして、3日後のクリスマスの日、バーニィはアルにとあるメッセージビデオを渡し、ガンダムに挑む。

しかし、コロニーを攻撃する予定だったジオン艦隊は、既に連邦軍の攻撃を受けて壊滅していた。
その事実を知ったアルは、もう戦う必要はないんだとバーニィの元へ向かうが、ガンダムをあと一歩まで追い詰めながら、バーニィのザクはアルの目の前でコクピットを貫かれる。
そして、半壊したガンダムから救出された連邦のパイロットは……アルの家のお隣さんで、バーニィが密かに惹かれていた女性、クリスだった。

それから一週間後に戦争は終結。
学校で、戦争が終わったことを告げる校長先生のスピーチを聞きながら、アルは泣き崩れます。
そんなアルを、何も知らない友人たちは、無邪気に「またすぐ戦争がはじまって、カッコいい兵器がたくさん見れるよ」と、見当違いな慰めをします。
実は、初見の時私が一番はっとしたのがこのシーンでした。
体験した者としていない者の間に、とてつもなく大きな見えない壁を感じました。
この物語は、ひと言も反戦なんて言ってないのに、下手な演説よりよっぽど重いメッセージを感じました。

そんな悲しいクリスマスの物語。
ビデオレンタル店によっては、スタッフの嫌がらせ粋なはからいで、クリスマスに見るべきコーナーに設置されているとか。

まったく、何もクリスマスにそんな重い気分にならなくても、他に聖夜に相応しい作品がいくらでも……ん?



お前には人間の血も流れていないのか!!

【解説】
スクールデイズ
学生たちの恋愛を描く心温まるアニメ……「ちょっとだけ」人間関係がもつれて、ちょっとだけ……最後にちょっとだけ「事件」が起きるけどね!
なお、最終回放送直前に偶然似た事件が起きたため、最終回が地上波で放送中止されるという伝説を作った。
……中に誰もいませんよ?

ホワイトアルバム2
高校生達の甘く切ない青春恋愛物語……の皮を被った、泥沼三角関係の、昼ドラも裸足で逃げ出す人間ドラマ。
視聴者は、切なさより胃の痛みを訴え、回を重ねるごとに精神をすり減らしていく。
そして、やっと終わったと思った最終回、これが原作の「プロローグ」部分に過ぎないと知らされ、ボロボロになりながら完走した視聴者のかろうじて残っていた精神を一瞬で崩壊させた。

とんでもない確信犯ですね。



当時子役だった中の人も、作品と一緒に年齢を重ねました。

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